あの人にとって、私なんて眼中にないんだ。
僕の身体をめぐる血液は、ケチャップと同じ色。(マヨネーズとか、混ぜないでね。)
苦しかったら、ちゃんと深呼吸だって出来るんです。
遠慮がちに、でもしっかりと視線を合わせてくれたね。
この雷は、宇宙の底の方で鳴っている。(大丈夫、光るだけで落ちないよ。)
君を斬っても僕を斬っても、終わり。
もしかしたら、死んでいるのかもしれない。
棘のある言葉は、ノートの余白に描いた放物線。
涙を誘う飴も、所詮は口内に入る程度。
だって、アスファルトは僕を含めたたくさんの人に踏まれてる。
その瞳は、昔見た海の色に似ていた。
感じたのは、刹那。
偶然は、僕の為だけにある。(君はその一つだった)